持続可能性を考慮した家具選びのポイント

持続可能性を考慮した家具選びのポイント

SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)が推進される近年、オフィス家具業界でも、環境にやさしいサステナブルな取り組みが注目されています。

従来のオフィス家具は、耐久性の観点からプラスチックや化学繊維が多く使用されており、廃棄となると環境に負荷を与えるものでした。しかし、近年 オフィス家具を開発・製造する多くの企業は、環境負荷の少ないサステナブルなオフィス家具づくりを始めています。

「あなたの選んだ家具が持続可能な社会づくりにつながる」
今回はそんな家具選びのポイントをご紹介いたします。

再生材料が多く使用されていること

オフィス空間に欠かせないものの1つに、オフィスチェアがあります。オフィスチェアには、耐過重などが求められるその性質から、多くのプラスチックが使用されています。プラスチックといえば、プラスチックごみによる社会問題、地球環境問題が気になりますよね。

そこで、オフィス家具選びの中で、再生材料が多く使用されている製品に着目して欲しいと思います。例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPP(ポリプロピレン)などの再生プラスチック材を使用した製品を選ぶことで、ごみの削減になるとともに資源の節約や製造エネルギーの削減につながります。

コクヨ株式会社 のオフィスチェアは、各パーツの素材にPP(ポリプロピレン)などの再生プラスチック材を使用し、環境への配慮にこだわっております。(以下 2024年発売 コクヨ デュオラ2)

その他のオフィス家具メーカーの取り組みとして、森林整備等の際に発生する不要な樹木や切り捨て材を資源として回収し製品化している企業、海洋プラスチックごみをマテリアルとして再資源化している企業などあります。

このような森林の循環やCO2削減、地球環境問題に取り組む活動が推進されています。

 

長期使用可能な商品であること

「廃棄を減らし、末永く愛用できるオフィス家具であるか」という視点も大切です。
当然、家具は利用とともに傷んでいきますが、パーツを交換し、メンテナンスをしながら使い続けられる仕組みが整えられた家具を取り入れることで、長く使い続けることができます。

JOIFA(一般社団法人日本オフィス家具協会)に加盟しているオフィス家具メーカーは、製造販売打ち切り後、最低5年間は部品を保有しています。

イスの張り地が破れたり、キャスターや肘が壊れても、必要な部品を取り寄せれば説明書にしたがってユーザーが自ら部品交換でき、イスの中には購入後でも肘を追加で取り付けられるなど機能が拡張できる製品もあることを覚えておいて欲しいと思います。

フルタ株式会社 スタッフ

SEARCH

CATEGORY

GROUP

KEYWORD