- コラム
カーペットは敷物全般を指し、オフィスや住宅など、様々な場所で使用されています。床一面に敷かれることが多く、快適な空間を作り出す役割を果たします。
カーペットは広い床全体に敷くために使われるのに対し、ラグはカーペットの一種で、3畳以下の部分的な敷物を指します。ラグはソファーやベッドの足元など、一部のスペースにアクセントとして利用されます。
現代の働き方において、オフィス環境も柔軟な対応が求められています。カーペットは、その機能や特性を活かすことで、オフィス内の快適性や生産性を向上させることが可能です。
カーペットは、床に伝わる衝撃を吸収し、音の反響や足音、椅子を動かす音を抑える効果があります。これにより、オフィス内が静かに保たれ、集中しやすい環境が作られます。WEBミーティングやコミュニケーションエリアでの音響対策にも有効です。
カーペットは歩行時に舞い上がるほこりを抑えるため、ハウスダストの飛散量を減少させます。フローリングのオフィスと比べ、カーペットを敷いた環境では、ほこりが半分以下に抑えられると言われています。
カーペットには保温効果があり、冬の寒いフローリングと比べて温度を保ちやすく、快適な環境を作ることができます。部屋全体の温度を均一に保つ効果があり、特に寒い季節に重宝します。
ゾーニングとは、視覚的に部屋をエリアごとに区切ることを指します。カーペットの色やデザインを使い分けることで、壁を設けることなく、オフィス内に異なるエリアを作り出せます。柔軟な空間設計が可能になり、オープンなスペースでも機能的なレイアウトが実現します。
タイルカーペットは、40〜50cm四方のサイズのカーペットで、1枚ずつ敷いていくタイプのカーペットです。形は正方形が一般的ですが、長方形や六角形など様々な種類があり、レイアウトやデザインに合わせて自由に配置することができます。
タイルカーペットは軽量で、誰でも簡単に設置や取り外しが可能です。床配線をしやすくするため、オフィスビルに多いOAフロアと組み合わせて使われることが多いです。また、吸着加工が施されたものは、接着剤を使わずに張り替えることができます。
タイルカーペットには、さまざまな機能が備わっているものがあります。例えば:
ダストコントロールカーペット:外から持ち込まれる土や汚れをキャッチします。
高吸水性カーペット:水濡れによる滑りを防止します。
抗菌・抗ウイルス性カーペット:菌やウイルスを防ぎます。
消臭機能カーペット:臭いが気になる場所で有効です。
「バイオフィリックデザイン」という自然を取り入れたオフィス設計が注目されています。木目や石目柄のタイルカーペットを使用することで、自然の要素を感じられる快適な空間を演出できます。異なる素材やデザインを組み合わせることで、リフレッシュエリアや執務エリアなどを明確に区分することが可能です。
タイルカーペットを活用することで、オフィス内でのデザインや機能性を簡単に調整し、快適で生産性の高い空間を作ることができます。
タイルカーペットについては、もう少し違いなどについても別の記事で詳しく書いていきたいと思います!
(※写真はコクヨマーケティング株式会社様の梅田ライヴオフィスの写真をお借りしました!)