- コラム
タイルカーペットはオフィスでよく使用される床材ですが、貼り方や選び方によって空間の印象が大きく変わります。フルタ株式会社では、一般企業や教育機関などでタイルカーペットの張替えのご相談をお受けしております。ここでは、代表的な貼り方やエリアごとの選び方について詳しく解説します。
市松貼りは、隣り合うタイルカーペットの柄が交互になるように貼る方法です。この貼り方は、一般的であり、多くの企業で採用されています。タイルカーペットが四角形であれば、市松模様のようなデザインに仕上がるため、空間にリズム感が生まれます。
流し貼りは、隣り合うタイルカーペットの柄や方向を揃えて貼る方法です。1枚のカーペットが広がるような、統一感のある仕上がりになります。廊下や通路など、シンプルで広がりのあるデザインが求められる場所に適しています。ただし、タイルカーペットの種類によっては流し貼りが推奨されていない場合もあるため、事前に確認が必要です。
同じサイズのフロアタイルを用意し、一定の幅をずらして貼る方法です。整然とした印象が生まれ、規則的で落ち着いた空間を演出します。オフィス全体に統一感を持たせたい場合に適しています。
異なるサイズのフロアタイルをランダムに貼ることで、不規則な印象を作り出し、リアルでユニークな床のデザインになります。この方法は、特に自由で創造性が求められるエリアにおすすめです。
同じサイズのフロアタイルを用意し、目地をきっちり揃える方法です。すっきりとした印象を与え、スマートな空間を演出します。会議室や受付など、フォーマルな場に適しています。
受付やエントランスは、訪問者に最初に見られる場所で、企業の顔ともいえるエリアです。清潔感や信頼感を与えるために、白色や茶色などの落ち着いた色やコーポレートカラーが適しています。これにより、企業のブランディング効果も期待できます。
執務室では、集中力を高めつつ、長時間の作業が快適にできるようなナチュラルな色合いがおすすめです。例えば、淡い緑色や茶色は落ち着きとリラックスを促し、青色や灰色は集中力をサポートします。派手な色は目が疲れやすいため、避けた方がよいでしょう。
会議室では、会議の目的に応じて色を変えることが有効です。活発な議論が求められる場合は、赤色やオレンジなどの活気ある色を使い、落ち着いた打ち合わせや来客対応が求められる場合は、白色や茶色といったシンプルで落ち着いた色を取り入れましょう。
応接室は、来客者との重要なやり取りが行われる場所です。ここでは、高級感や清潔感が大切です。基本的には白色や黒色、茶色などのシンプルで落ち着いた色が適しています。
リフレッシュスペースには、リラックス効果を高める緑色や茶色、淡いオレンジが向いています。休息やリフレッシュを目的とした空間では、刺激の少ない落ち着いた色が重要です。赤色などの刺激的な色は避けるのが良いでしょう。
耐久性の高い**ナイロン100%**のカーペットがおすすめです。
会議室や応接室では、防音性が高いカットパイルなどを選び、静かな環境を保ちましょう。
リフレッシュスペースには、柔らかく踏み心地の良いカットパイルが適していますが、耐久性も考慮しましょう。
いかがでしょうか。タイルカーペットやフロアタイルの貼り方、そしてエリアごとの色や機能性に応じた選び方を理解することで、オフィス空間をより快適で機能的に仕上げることができます。オフィスデザインを考える際には、各エリアの目的に応じて最適な床材を選ぶことが重要です。